2012年9月26日水曜日

2期のカリキュラムを公開!&体験できるオープンスクール開催します◎

この度、これまで公開することの無かったP.A.I.のカリキュラムの一部を公開させて頂くことといたしました。
 また、それに伴い、2期のカリキュラムを体験できるチケット制のプログラム<オープンスクール>を実施致します。

パパ・タラフマラ舞台芸術研究所から【舞台芸術の学校】へと名称変更し、改めて私たちの役割について考え直す機会が多々ありました。
ただ体を動かすだけじゃない、頭で考えるだけじゃない、その両方をもって初めて、次の時代を切り開くための知恵や力を身につけることのできる人材育成の場が成立する。
その思いのもと、練りにねって組まれた珠玉のプログラム。
そこに集ってきた感性豊かなPAI生たちと、先生方と共に場を共有できること本当に嬉しく思っています。

ぜひ、その一端をより多くの方に体験してほしい、そしてこのような豊かな場がここにあることを知ってほしい、という思いから、カリキュラム公開とオープンスクールの開催を決めました。

「舞台芸術の学校」は、ただの役者養成所でも、ダンススクールでもありません。
既成のジャンルや概念を越えられる、強いからだの表現力と思考力をもった「アーティスト(表現者)」を目指すための学校です。


是非この機会に、【舞台芸術の学校(P.A.I.)】を覗いてみてください。

そして現在来年度(2013年度)のPAI生を募集しております。一緒にこの場を、つくりませんか?

詳細はこちらをご覧下さい→ http://kikh.com/pai/openschool/

2012年9月16日日曜日

2013年度生募集開始<自己応募推薦>

事務局からお知らせです。

「舞台芸術の学校」では、本年度より従来の入学試験制度に加えて、「自主応募制による推薦入学者選考」を実施いたします。この選考は従来の入学オーディションとは異なる視点から入学者選考を行うことを目的として設けられたものです。
 選考は「自己推薦書」と、在籍学校や団体からの「推薦状」と「面接」のみでの判定をします。これまでの活動歴や志望意欲での総合判断となります。
 この制度について、また本校について知りたい方は遠慮なくお問い合わせください。


詳細はこちら  http://kikh.com/pai/annai/suisen.html 

<出願資格>
「舞台芸術の学校」に入学する強い意志を持っている者で、心身ともに健康であり、かつ現在所属している学校や団体の代表者及びそれに準ずる指導者の署名の入った推薦状を用意できる者であれば、だれでも自由に出願できます。
<募集人員>1−2名 程度 
<提出書類/応募方法>
・推薦状
自己推薦書(PDFダウンロード)※A3サイズで出力
※すべての記載項目についてもれなく記入されていることが必要です。
上記2点を事務局まで簡易書留にて郵送。

<受験料>
¥5,000 (書類提出日までに下記口座までご入金下さい。)

<振込先口座>
銀行名:楽天銀行 支店名:オペラ支店(支店番号:205) 科目名:普通預金
口座番号:7031410 口座名義:株式会社サイ
選考方法>
・提出書類および、面接にて選考します。
面接では簡単に自己アピールの時間を設けますので、各自ご準備のうえ臨んでください。
<合格者特典>
自己応募制推薦入学で合格された方は、卒業時に入学金より50,000円をキャッシュバックさせて頂きます。(途中退学された場合のキャッシュバックは行ないません。)

<日程>
出願期間   2012年9月17日(月)~10月26日(金)消印有効
選考(面接) 2012年11月3日(土)4日(日)のいずれか会場は東京都中野区内)
合格発表     2012年11月10日(土)
入学手続期間 2012年11月12日(月)~11月26日(金)消印有効

※合格の場合、入学手続き期間中に入学金150,000円の内50,000円ののご入金をお願い致します。

<応募書類郵送先・お問い合わせ>
 舞台芸術の学校(P.A.I.) 事務局 (担当 山内)
〒165-0026 東京都中野区新井1-1-5 1F



2013年度生 一般選考日程
※今年度より、これまでのオーディションに加え、ワークショップオーディションも実施致します。
【ワークショップオーディション】
2013年2月16日(土) (応募〆切 2013年2月10日(日)必着)
2013年3月16日(土) (応募〆切 2013年3月10日(日)必着)
2013年4月13日(土) (応募〆切 2013年4月 7日(日)必着)

【一般オーディション】
2013年2月16日(土) (応募〆切 2013年2月10日(日)必着)
2013年4月13日(土) (応募〆切 2013年4月 7日(日)必着)
※webからの直接ご応募のみ、4月5日中着分有効
詳細は公式サイトをご覧ください。

2012年9月3日月曜日

<からだの座学>編集長/佐伯剛さん

本日は1期に“からだの座学”でお越しいただきました
佐伯剛さんの講義のレポートをお届け致します!

佐伯剛さんは雑誌『風の旅人』編集長。
映像と言葉の共演により醸し出される『風の旅人』の世界は、
自然・人間の原点に立ち返りこれからどう生きていくかをともに考えていくもので、
各界の著名人の執筆が寄せられ、2003年の創刊以来、ジャンルや世代を越えて
多くの人々に愛されてきました。
 2011年に人々に惜しまれながら一時休刊しましたが、2012年7月に佐伯さんは
(株)かぜたび舎を設立され、2012年12月中に『風の旅人』を復刊されるご予定です。

風の旅人編集長 佐伯剛さん 公式ブログ →http://kazetabi.weblogs.jp/
(株)かぜたび舎の詳細はこちら →http://www.kazetabi.jp/

『風の旅人』の美しい写真に魅せられていたPAI生、講義がはじまる前から興味津々です。

現代の社会において、情報の量は多いが、言葉や音楽、写真、舞台、それぞれの分野が自己完結しがちな状況下で、それを総合的に結びつけるものが「身体」なのではないか、という導入から講義が始まります。

からだを動かすこと=「身体」とは限らない。机に向かっているときにも「身体」をフル稼動することはある。
ことばが、体験や身体感覚に基づいているか、はとても重要である。
体験や身体感覚に基づくことば、それは客観的ではないが、個人がどのように世界と相対し、どのような回路を通ってどうアウトプットしているか、それを明らかにする。それこそが、我々が知りたいことである、と。


通常、身体とは遠い場所にあると思いがちなことばと、根源的な身体との結びつきのお話に、PAI生たちも引きつけられます。

生まれ持った力、潜在的な力に蓋をしているものを取り除いていくこと。自分の中に閉じこもっているものを解放すること。
それが身体の訓練である。

そして優れた画家や写真家、芸術家はすべて、自分の言葉を持っている。
簡単にことばに置き換えられるものを絵や写真、舞台にして表現するのでなく、
言語化できる領域を追求し尽くした人が、それでは表現しきれなかったものを絵や写真や舞台にするのだ、と。

いつもは言葉よりも身体に集中しがちなPAI生たちにも、多くの発見があるお話でした。
たった2時間の講義でしたが、一つの壮大な物語を聴いたかのような気持ちになりました。

佐伯さん、ありがとうございました!





(事務局 佐藤)