2012年10月2日火曜日

<からだと旅する夏合宿2012>レポート!

8月に実施された《からだと旅する夏合宿2012》。
こちらに事務局として同行した佐藤より、レポートが届きました!

ちょっと感動的なので、皆さまにもご覧いただければと思います。


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8/23(木)~8/28(火)
 長野県伊那市高遠の山奥にある元分校で今年も実施された舞台芸術の学校(P.A.I)プレゼンツ「からだと旅する夏合宿」。P.A.I.生、ワーク ショップ生と共に行って参りました!

私(佐藤)としても初の参加でどんな場所なのか、どんなことをするのか分からずドキドキでしたが、帰って来た今 「本当に行ってよかった」という気持ちでいっぱいです。

うまくまとまるか分かりませんが、レポートします!


宿泊施設兼ワークショップ施設となる分校は山のふもとから車で約40分の本当の山奥にありました。体育館、宿泊場所、キッチン、食堂、教室が揃い、合宿中 は皆で自炊をしながら過ごします!蛇口をひねると近くの川から引いて来た湧き水が溢れ出しました。分校の川を挟んですぐ裏手に裏山があり 、山中では鹿やイタチ、猫、いろいろな動物に出会うことができました。

 
今年のワークショップ生のみなさんは学生の方から主婦の方、医師の方まで年齢層もご参加された背景も様々でしたが、寝食を共にする生活の中で皆さんと楽 しくすごし、いろいろなことを話したりきいたりしました。また、ワークを通して見えてる皆さんの表情にドキッとさせられることも多く、それぞれにとても魅 力的な方ばかりだなぁ、と思いました。

また、今年とても恵まれていたことといえば天候でした。雨が続いた回もあったときいていたのですが、今年に限っては連日の晴天!毎日山へ、森へ、行き、ワークをすることができました!

森では講師の小池さんや松島さんの指導のもと、様々なワークが展開されていったのですが、その中で参加のみなさんは自分自身のからだや自分たちを取り囲む 自然と対話し、他者に気づき、記憶が辿り、感覚も研ぎ澄すまされていっているのを感じました。P.A.I.生もワークショップ生も、みなみるみるうちに顔 が生き生きとしてゆきました。”自分の生きたからだを取り戻した”その瞬間を目撃したのだと感じました。私はただ見ているだけで言葉にならない勇気をもらいました。





 夜には、みんなで今日一日を振り返り、語り合い、体験や思いを言葉にして共有しました。

 そうやって創り上げられた作品の持つパワーは、都会の劇場の中で観るようなものとは、比になりません。参加者一人一人の生命力が溢れ出て、拡散していく様子はただただ圧倒的でした。

 5日目の夜には、講師陣によるパフォーマンスも見ることができました!その時間があまりにも強烈で、観ていた参加者のなかには涙する人も、観劇後、ただ茫然としてしまう人もいました。

 そしてワークショップ生が帰ったあとの最終日には、研究生の個人作品の発表も行ないました。それぞれがこの6日間で吸収したもの、自分のなかの変化を思う存分作品に注ぎ込んだ個々の作品はどれも魅力に溢れ、深く自己追求した結果が現れていました。


 参加者一人一人が、大自然のなかで自分の身体の内なるなにかと出会い、それを覆い隠してきたものを取り払い、こころと身体を解放する記憶を得ることのできた合宿になったのではないかと思います。

この合宿が、ご参加されたみなさんにとっていい変化をもたらしてくれることを願ってやみません。

ありがとうございました。


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今週末には早速合宿参加のみなさんで飲み会が開催されるそうです☆

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