2012年11月12日月曜日

<からだの座学>野尻哲也先生・マーケティング技術×芸術

<からだの座学>今回は野尻哲也先生による【アートのための戦略思考トレーニング#1】のワークレポートです!

野尻先生は、これまでウェブ事業のプロデュースのほか、メディア企業やベンチャー企業、プロ野球球団への経営コンサルティングを行っていらっしゃいます。2010年には新著「成熟期のウェブ戦略―新たなる成長と競争のルール―」をご出版され、近年益々注目の高まる経営コンサルタントのお一人です。


今回の テーマは「自分の作品、やりたいことを多くの人に拡げるために」。







アーティストとしてのセンスだけでは乗り越えることのできない大命題、 
「どうすれば自分の作品が多くの人に伝わるのか」
「アートで食べていくには、どうしたら良いか」
に少しでも近づくべく思考技術のトレーニングを実践、
いつもとは反対の“左脳”をフル回転させるワークとなりました!



先ずは、問題を 「構造的な思考によって物事を考える」レッスン。
 今の現代資本主義社会に存在するあらゆる物事は、
この構造的な思考によってデザインされているといっても過言ではありません。
 そもそも「経営戦略」という言葉は米国から輸入されてきた考え方で(「Strategic Management」)欧米資本の企業で取り入れられ、今では日本国内でも殆どの企業が活用しています。“どういう価値付けをするか”、“どのような取捨選択をするか”ということの判断の前に、論理的に考えること、そして最適な選択肢や、新しい解決法を見出すための技術です。


先ずは「美味しいオムライスをたべたい」という発想を題材に、
論理性について学ぶレッスン!

「おいしいオムライスを食べたいとして、どんな方法が考えられる?」と野尻さん。
「オムライスのおいしいお店に行く!」「買ってくる。」などとPAI生。
「他に可能性は?」
「自分でつくるか、誰かに作ってもらう!」。
この、「他に可能性は?」と問い返すことがポイント。
 先入観を取っ払って本来的な選択肢を全て洗い出すことから、論理構造の構築は始まります。
短絡的なものの見方は、問題の本質を見過ごし根本解決策を遠ざけることになりますが、
「世の中の動向やニュースを見ていても、この“ゼロベース”での議論がなされていないことが恐ろしく多い」とおっしゃる野尻さん。

 床屋やスーパーマーケットを題材にしたトレーニングを交えながら、
次々と思考のワークはすすんで行きます。
◎論点を明確にする
◎論理構造を分解する
◎グループでまとめる
◎漏れやダブりがないか検証する
◎レベルを揃える

 ここまで来ると、だいぶ頭の中が整理され、人に伝えやすくなってきます!

また、マーケティングの知識として、代表的なフレームワーク(思考の枠組み)に関してもレクチャーして頂きました!
「 構造分解は新しい方法を見つけるヒント。常識を分解する所から解決策が見つかる。」

これから生きてゆく中で、必要となるであろう戦略的思考。もちろん、今すぐにすべてを理解できるというわけではありませんが、
その思考のとっかかりを学んだ2時間となりました!

「疑問を持てるということ、自分でかんがえられるということが知恵。」

<「AKBはなぜヒットしたか?」を自身の知恵を絞って考えてくる>
という宿題も頂きました!

次回は11月27日です!



とりあえず、フィリップコトラーの本をよんでみるべし!







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